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残り火2nd stage 第3章:助けたい4

작가: 相沢蒼依
last update 최신 업데이트: 2025-11-10 06:02:58

***

診療所に向かって走りながら、後方にいる王領寺くんのことをふと考えてみる。

周防さんの実家にやって来たふたり。夏休みだから友達と一緒にやって来ること自体、おかしなことではない。

だが周防さんの首にあった、鍵のついたネックレス。それと王領寺くんの首につけられている南京錠付きのチョーカーは、多分お揃いの物だろう。

バカ犬呼ばわりされていても、どこか嬉しそうだったし。

「あのっ、もう少しスピード上げていいっすよ!」

「済まない。つい考え事をしてしまって、スピードが落ちてしまったね」

――急がなければ!

「考え事って、さっきの康弘くんだっけ? 大丈夫っす! タケシ先生がぜってー助けてくれますから」

スピードを上げたのに、余裕な顔して隣に並びながら言い放つ。服が濡れているせいでかなりの重さを含んでいたが、それくらいで足が遅くなることはないと思うのだが。

体が弾むたびに彼の首についているチョーカーが揺れて、南京錠がキラキラ瞬いた。彼のシャープな顔立ちを、より輝かせるみたいに。

「そのチョーカー、すごくステキだね。彼からの贈り物なのかい?」

((((o ̄. ̄)o ・・・・・・・・ミ(ノ;_ _)ノ =3 ドテッ

思ったことを口にしたら、いきなり全力疾走して目の前で派手にこけた。

「おい、大丈夫か!?」

慌てて駆け寄り手を差し伸べてやると、真っ赤な顔しながらなぜだか怯えたような表情をありありと浮かべる。

「みっ、水に滴るいい男にそんなことを言われても、俺的には無理って言うか、えっと……そのぅ」

差し伸べた手を使わずに、いそいそ自力で立ち上がり、汚れた部分をばしばしと両手で叩きながら俺を見た。

「……誘ったとか、そんな深い意味はないよ。ただ、チョーカーがとても似合っていたから、指摘しただけなんだが」

「すみませんっ、普段滅多に褒められたりしないから、いきなりワケ分かんねぇこと、口走っちゃって」

「こっちこそ、急いでる足を止めて済まない。目の前にある、白い建物がそうだから」

言いながら指差ししてやると、いきなり凄いスピードで駆け出す。後方にくっついていくのがやっととか、どれだけ足が速いんだろう。

診療所の中に入ると王領寺くんはスリッパを履かず、そのまま診察室の中に入ろうとしているところだった。

「お父さんっ、緊急事態です!」

「おとうさん!?」

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